例えば、飽きっぽい性格は、好奇心が旺盛という表現で表すと、その人の状態を表すことができているのに加えて、ポジティブな言い方に変わっています。
「好奇心が旺盛」と聞くと、長所のように聞こえるので、不思議なものです。
ここで、この例の場合では、好奇心が旺盛「過ぎて」、新しいものに目移りしてしまうため、飽きっぽい性格になっていると考えることができます。
このように考えると、強み(長所)が出すぎると、弱み(短所)になると考えることができます。
例えば、「自分の独断で判断するのではなく、皆の意見・情報を勘案して総合的に判断できます」という表現で自分をアピールする人については、裏を返して「先陣を切って行動することができない」「リーダーシップがない」「(皆で決める=責任を分散させる、という意味で)リスクを取ることができない」という評価がされる可能性があります。
子どもや部下を育てるときは、長所を伸ばせるように、弱みを長所に言い換えてみてはどうでしょうか。
入社面談や昇格面談などでは「自分の長所と短所を述べてください」と言われることが多々あると思います。それに続く質問は「自分の弱みを解消するためにどうしていますか?」が多いです。
その際、自分の弱み・強みについて、「弱みは強みの出過ぎたところ」という考え方で自己分析してみてください。そうすれば、強みを出しすぎないように注意するだけで、弱みが解消できるかもしれません。
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