「あ、先生、新しい服来てる。いいな」
と児童がはやし立てます。
どちらかというと控えめなこの先生の反応は、
「どうってことないよ、こんなの」
と前向きではありませんでした。
でも、これでは子どもたちとのあいだに心のベルトがかからないと思い、次に言われたとき、勇気をふりしぼってこう応じました。
「ええ、いいでしょう。先生もうんとステキだと思うわ」
すると児童はこう言いました。
「先生、お世辞だよ」
その先生はガクッと来ました(中略)先生はこう言いました
「先生、お世辞でもうれしいな」
その後、クラスの雰囲気はうんと明るくなったのでした。
引用
田中信生
そのままのあなたが素晴らしい
第八章 「三流」で生きれば「一元」に至る P.197
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